トヨタのカイゼンを資生堂が学ぶと

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カイゼンと言えば世界のトヨタの名前がでてきますね。

世界の企業が認めたトヨタ生産方式のカイゼンがここにあるのです。   

現場改善のトヨタですから、生産部から提案される事務の改善例は数えればきりがないくらいでしょうね。                

あのマクドナルドさえ、顧客に待たせる時間を0.1秒短縮するためにトヨタ式の事務改善の手法を取り入れたと言われていますから、製造業を中心に改善のノウハウを学びにやってくる企業も多いようです。           

資生堂もその中の一つの企業であり、トヨタのカイゼンを導入して改善を行ったのです。「知恵椿提案制度」と名付けられたのはやっぱり、華やかな椿を盛り込んだ化粧品メーカーだからでしょうね。

資生堂の改善事例は、自発的に社員がカイゼンに取り組み売上アップやコスト削減、顧客満足度の向上などに伴う成果を出すことができれば会社に報告するというものです。でも、どこ企業にもおこることなんですが、最初はたくさんの改善提案がでてきますが、だんだんと改善のネタも尽きて盛り上がりにかけるようになってきます。

しかし、資生堂が一般的な企業のようにモチベーションを落とすことなくカイゼンを継続することができたのでしょうか?
その理由は、トヨタ式の改善手法を学びに行ったのではないようです。

トヨタは「自動車」、資生堂は「化粧品」と生産するジャンルが全く違っていますから、そのまま学んできて自社に当てはめて「トヨタに習って業務を改善します。」といっても簡単にはできませんからね。               

では、何を学びに行ったのか?それは「カイゼンを継続していくためのコツ」を学びに行ったことにあります。

「継続は力なり」といいます。小さな改善でも続けることで大きな成果を産むことにつながることもあります。                

たくさんの企業がある中で、それぞ違った業務カイゼンを継続していくための対策を考える面白いですね。

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