事務の改善は対症療法ですべきでない

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事務の改善の方法で考えないといけないのが対症療法ですべきではないことです。

業務 改善の目的の一つにムダを無くすことがあります。もし、対症療法で改善に望めば、違った方向に進んでしまうことにもなりかねません。そして、無駄な時間と労力、経費を生んでしまうことになるのです。

トヨタ式のカイゼンの方法は、どもでも製品を製造する過程で粗悪な物、検査に通らない物が必ずでてきますが、出口の検査部門を厳しくするのではなく、入り口の製造ラインで粗悪品が出来ないように改善することなんです。

世界のトヨタは、徹底した品質管理を行うときに改善提案を求めます。例えば、粗悪品を出さないために検査部門でより厳しい検査体制を取ったとすると、前にも増して粗悪品が増えてしまいますね。結果コストは増えて、売り上げが伸びないという企業にとっては、生産性が落ちていくことになります。

事務の改善 方法は、なぜ検査にとおらない粗悪品が製造されるのか。
改善提案では、この部分に着眼点を置くべきなんですね。

トヨタ式の改善 提案は、徹底的に生産性を上げる方法として100個の製品を作るときには全てが検査に合格するためには、どうしたらいいのかを常に考えるのです。
出口部分の検査体制を世界で強化したとしても何の意味も持たないのです。

このように事務 改善は対症療法で考えてはいけないのです。
常に入り口部分のプロセスを考えて置かないと、ムダをつくってしまうので改善の目的を逸脱してしまうことにもなります。

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